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 流星に成れなかった

 光りを集めて

 黙ったまま頬ずりする

 

 どうしても

 遠くて

 諦めた星屑を抱いて

 

 あなたがきっと

 僕の名前を呼ぶから

 

 だいじょうぶ

 

 今は

 起きられない瞼も

 神経のゆるい手足も

 

 不完全な光りが

 だからこそ

 あなたを愛せるように

 

 だいじょうぶ

 

 そうやって

 こころを痛めずに

 嘘をつける気がする

 分かってもらえる

 

 

 

 


 Moby-Dick様からの頂き物です。
 私の生誕祝いということで頂戴しました。
 
 とても美しい言葉です。なんだか僕の荒んだ心が癒されるようです。
 「流星に成れなかった 光を集めて 黙ったまま頬ずりする」
 ここがすごく好きです。
 言葉というものは短ければ短いほど、相手に伝えることが難しくなると思います。
 そういった意味でも、詩を書ける人は尊敬します。
 
 本当にありがとうございました。  







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