妄想男



 パキィィン

「ぐうゥゥゥッ、まだまだァ!」

 バキィィ

「ぬううぅぅぅうぅぅあああああああああ!」

 バキィ

「がああぁぁぁっ……」

 バキッ

『諦めろ。貴様にもう勝機は無い』

「……勝機……そのようなもの、不用ッッ!」

 バギッ バギッ

「ヌゥゥッッッ!」

『剣を失い、腕を失い、脚を失った貴様には、もはや何も出来ん。それでも何故降伏せんのだ?』

 バキィ

「……刃を折られようと、骨を折られようと、貴様には決して折れぬものがある。それは我が心ッッ!! 我が心が折れぬ限り、降伏など愚の骨頂ッッ!! 我を降伏させたければ折ってみよッッ!! 鋼より硬き不屈の心をオオオオォォォォォォォ!!!!」

 

 

 

 

「おい、なにカッターの刃をバキバキ折ってんだよ」

「漢の生き様について考えていたんだ」

 

 


熱い台詞は書いていて楽しいやら恥ずかしいやら。でもこんな台詞を真剣に言える人がいたらお友達になりたいと思います。
 
しかしこの妄想をしてる人は、心から馬鹿だと思います。
それを考えている僕も馬鹿だと思います。ああ。









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