endless excursion #4


 私は知っている

 

 私を護り 支えるその手が

 もう昔のままでないことを

 

 私が憧れ 求めた心が

 もう遠くへ消えたことを

 

 そうまでして汚れても そうまでして傷ついても

 私に寄り添う貴方に

 

 私は 一つの言葉も返せない

 

 何も出来ないのが 何も伝わらないのが

 私は 怖い

 

 失い続けた私だけれど

 貴方だけは絶対に

 

 失えない

 

 


大切な人に、何かを返したいと思うのが人間だと思います。
でもそれが出来ないと分かっていたら、その人の為になにが出来るのでしょうか。
 
出来なかったことを後悔することではないと思います。





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